2010年05月25日

粗相。

幼年の頃には苦手であって、今はとても気に入っている食べ物の最たる例がごま豆腐である
ディナーの一片を飾るのはおしとやかで品があるのは勿論であるが、三温糖なんかをほのかに舞わせてスウィーツ風に食すのも乙である

そんなことで、高野に登れば十中八九ごま豆腐を買って帰る

この日もごま豆腐に誘われて歩く道すがら、還暦を過ぎたであろう男性が、一心不乱に自動販売機に缶ジュースを積めていた

そして数分後、購入したごま豆腐を振り回しながら、もと来た道を帰っていると、向こうから小学生の集団が歩いてくる
模範生か悪ガキ隊かは分からない
視界の左側には、先ほどの男性が2台目の自動販売機に缶ジュースを積めていた
小学生軍団がその自動販売機を通り過ぎようとした刹那、計ったかのように自動販売機の見本缶が自動販売機のドア部分からバラバラバラーっと転がり落ちた
そのけたたましい音たるや2丁四方に響き渡るかのようであった




小学生軍団は大喜び
そんな中でただ一人、パパラッチの心得は無いながら瞬時にシャッターを切ったワタクシに勘付いた小学生がいた
平成の真田昌幸、高野にあり、である  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:43Comments(0)雑記