2010年10月19日

上海再訪記-其の壱-

ここで、先日訪れた上海での出来事を記しておこうと思う

最後に上海を訪れたのはおよそ5年前、2005年の12月であった
冷たい風が頬を撫でる上海をよく覚えている
到着したその夜に、黄浦江の遊覧船に乗った
船から眺める夜景は美しく、それから数日間の上海旅に大きく期待を寄せさせた


あれから5年
世界も日本も中国も、そしてワタクシも劇的に変化した
とは言え、今回の一大目的は上海万博
愛知万博以来の万博往訪である

浦東空港よりリニアモーターカーに乗り、速度はどうしたことか300km/hちょっとまでしか上がらなかったのだが、地下鉄に乗り換える
環状線を反対向きに乗って、ホテルの最寄り駅と思い込んで下りた駅がまったくの別駅で、地下鉄出口前でコンパ前の待ち合わせらしき女性グループに道を聞き直して再度地下鉄に乗り、今度は徒歩でホテル付近まで来たもののホテル名が若干変わっていて戸惑い、隣接マンションの守衛さんに確かめてようやくホテルに到着した初日夜、タクシーで衡山路へ駆り、上海ナイトを闊歩した



お洒落なバーやレストランが立ち並び、若人が群れを成してそぞろ歩き、何より上海名物の車喧騒が雰囲気をぐいぐいと盛り上げる
クラブのキャッチがいつしかしつこくまとわりつき、振り切った直後、とあるミュージック・バーに興味を引かれる



入ると、けたたましいロックやダンス・ミュージックが木魂し、圧倒的なキャパにソファーとバーカウンターが飛び込んできた
早速、青島ビールをキャッシュオンで立て続けに数本オーダーする

 

そうこうするうちに、後から後からどんどん女性グループが入店してくる
見るも珍しいサイコロゲームに興じているアベックもいる
なかなかのパワーである

都合、2度ほど訪れたトイレも前衛的な作りになっていた

 

ミュージック・バーを出たところで、再び先般のキャッチに出会った
この夜は、ここから急回転で上海色を強めていくのである
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:55Comments(0)旅行記