2011年05月15日

災い。

天下を回っているのはお金だけではなく、まごころもその最たるものである、というのがワタクシの持論である

新しくできたお弁当屋さんを発見した
時間は14時を少し過ぎている
お気に入りのレストランもさすがに14時を過ぎてからは入り難い
そんなことで、そのお弁当屋さんに入るべく、駐車場に借り物の車を駐車した
ちょっとスクランブルになっているその駐車場は、南向きに3~4台、西向きに2~3台駐車でき、南向きの一番西側スペースと、西向きの一番南側スペースは角っこ部分が接している
ワタクシが駐車したのはその南向き西端スペース
当該車が入ってきたのはその数分後、ワタクシが車内で電話をしている時であった

ゴツン

後ろ向きに入ってきたその車は、明らかにワタクシが乗っている借り物の車にぶつけてしまったご様子
「あ~、これちょっと当てちゃったよ~。上手いこと直しといてよ~。ごめんよ~。」

ゴキゲンそうなオジサマがそんなことをワタクシに向かって発している
直す直さないはこちらの勝手であって
済し崩し的に示談へと誘導するその様にはさすがのワタクシもややムッときたが、そこはそれ
よく見ると似たようなキズが借り物のその車にはちょこちょこ見当たる
そんなことで大きな心で許して差し上げることにした
『いえいえ~、構いませんよ。大したことありませんから。どうぞお気になさらず。ご安全に~』

さすがはワタクシである
まったく寛容である

最敬礼しながら再び車に乗り込んで去っていくゴキゲンなオジサマ
車のバックナンバーには「和泉」の文字が
和歌山県人でないと分かるや否や追い掛けて追い込みを仕込んでやろうかとも思ったが、よく考えればわざわざ我が愛すべき和歌山にやって来てくれた御方である
改めて気を直し、勝負スマイルで見送った

これでワタクシも次の一度くらいは事故を起こしても見逃してくれるだろう

  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:50Comments(0)雑記