2011年09月21日

ペイ・フォワード実践編。

小雨降る中、傘を差してお通夜へ向かう



式場より、道路一本&交差点一つを経た駐車場に車を停め、式場へ向かう
交差点で後ろより妙齢のご婦人が傘も差さずに歩いている
見ないフリをしようとも思ったが、全身ジェントルなワタクシにそのようなご無体な振る舞いができるはずもなく、抗い難い善良なる衝動に敗れ、うやうやしく傘を差し出した

ワタクシ:「どうぞ」
ご婦人:『いえいえっ。そんな…』
ワタクシ「どうぞどうぞ。同じ場所へ向かうのですから」
ご婦人:『あ、はい。では…』

ハニカみながらワタクシの傘の中へ入ってくるご婦人
2、3言会話を交わし、式場入口付近で一度分かれるも、屋外にとてつもなく長蛇の列ができていた
ワタクシは踵を返し、再びご婦人を傘の中に招き入れる

『どちらからですか??』『道は混んでいましたか??』等々、話し掛けていただく
その後、式場のスタッフが傘を配っていたので一本いただき、ご婦人に手渡す

それ以降は、お互い会話を交わすこともなく粛々と列を進む

入口へ到着
スタッフに傘を返すご婦人
駐車場の場所を尋ねるとワタクシと同じ場所であったので、「では、帰りも一緒に行きましょう」とお誘い申し上げる
『ありがとうございます…』とハニカむご婦人
続けて、『私、今日は主人の代理でお参りさせていただいてまして…』と鞄から名刺を取り出すご婦人
「はい」と相槌を打ちながらその名刺を覗き込んでびっくり仰天したワタクシ

その名刺には、ワタクシが大変お世話になっている方の御芳名が書かれているではないか

慌ててワタクシも名刺を差し出す
互いに改めて丁重なるおじぎをする

もし帰り際に名前でも聞かれようものなら名乗らずにただ一言「次の機会にはどなたかを傘に入れてあげて下さい」と言うつもりであったが、何と人生とは数奇なものであるか

式場からの帰り道は、お互い既知の間柄の様に駐車場へと向かったのであった

いつの時も気は抜いてはいけないものである
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 22:50Comments(0)雑記

2011年09月16日

懐古。



どどん

そう、皆様ご存知
不朽の名作『トムとジェリー』である


久々に観てみた
やはりワタクシはトム派である

プロ野球は阪神
meijiはきのこの山

そして、トムなのである

結局、意地悪をされても裏切られても、トムはジェリーを許すのである
その心の隙間をまたもやジェリーに突かれるのであるが、それでもどこかでジェリー思いが抜けないのがトムなのである

幼い頃のトム評は、今も変わらなかった
強くて優しいトム
詰めの甘さは愛嬌である

さて、切ない切ない最終回とやらをいよいよ観てみますか
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 02:22Comments(0)アート・レビュー

2011年09月14日

軌跡。

とてつもない講演を聞いた

ソフトでスマートで
謙虚で丁寧な
そんな肌触りとは一転、ぶれない信念がグングン迫ってくる



川原尚行氏


ゼロどころかマイナスからのスタート
慣習の壁、言葉の壁を越え、自らの職域をも越え、真に必要なこと実現させていく
もちろん一人では実現できない様な大きな大きな事業を
筋を通して、人を動かして
そしてそれは天まで届くような感動を生む


著作にサインを書いていただいた
握手していただいた手は大きくて温かかった


強くて優しい男子はいつも格好良い


ツーショット写真はワタクシがもっと強くて優しくなってからお願いしよう
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:28Comments(0)アート・レビュー

2011年09月12日

結団。

決断

何と何と、な、な、何と、あれよあれよと云われるままに前作より一ヶ月以上が経過していた
お陰様で、勝負スウィーツ其の参『恋する金の玉ねぎシロップ』は「いいね!」を7つもいただくほど大好評裏に完売した
母親仕込みの我が調理センスは、遺憾なく発揮されたと言えよう

さて
台風12号は本気でスゴイ奴であった
まさに後ろ足で砂を蹴るような
各地で予想もできぬ悲劇を齎した
徐々に復帰してきているとはいえ、未だに電気・水道・ガスというライフラインが断たれている状況である
先週半ば、飲料水220ケースを那智勝浦町及び新宮市へお届けした
少しずつ援助物資が届き出している頃でもあった



道中、新設されたSAのレストランを体験し、和歌山の海の美しさを再確認し、まざまざと災害の傷跡を目の当たりにし、水を無事下ろし終えた際の安堵感なんて計り知れない

もちろんこれだけでは済まされない
困っている時こそ助け合いである
恋人同士の倦怠期こそコミュニケーションを密にしていただきたい

ご遠慮なくニーズを仰っていただきたい
一和歌山県民として存分に災害復興に尽力しようではないか
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:53Comments(0)雑記