2010年06月21日

贔屓。

マイショップ全盛の21世紀
我が家から徒歩10秒の箇所に守るべきパン屋さんがある

今より半世紀ほど前、この一帯にパン革命をもたらした伝説のパン屋さんである
幼少の頃より、ここのコルネをおやつに育ったワタクシは、クリームパンのクッキー状になったヘタ部分に感銘を受けた

そして今より数年前、フリーター検定1級合格を目指していたワタクシは、大久々にこのパン屋さんを訪れて慄いた
新商品「キンピラ」が堂々の平積みになっていたのだ
揚げパンにキンピラゴボウを挟み込むと云う超画期的な逸品である

本日、このパン屋さん前をマシンに乗って通り過ぎる刹那、この香川県のお寺みたいなネーミングのパンが焼き上がっているのをしかと確認した
そうすると最早居ても立ってもいられない
マシンを下りると小銭入れを握り締めてパン屋さんへと向かう



好物ノミネート★ベスト3に入る「ソーセージフライ」とアベック陳列されている
この完成度にこの価格

ワタクシの愛するこのパン屋さんがもっともっと話題になって岩出駅でわざわざ下車してやって来るお客さんが増えると良いなと思う
その帰りにはどうぞ我がキャッフェーにお立ち寄りいただきたい
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:54Comments(2)雑記

2010年06月21日

USA

こう見えてワタクシ、始まりは大概アメリカ物である
着やせアメリカナイズドと言われてもある程度は正解である

大阪へ出て、想いを持って初めて買った日常衣装はトミー・ヒルフィガーであった
それがいつの間にやらMark Powell KATHARINE HAMNETT等ブリティッシュへと移っていく
バンドを始め、想いを持って初めて聴いた洋楽はKISS
とは言え、ワタクシに心から衝撃と感銘とを与えたバンドはかのHANOI ROCKS
世界史を紐解き、想いを持って海外旅行を夢見たのはグランド・キャニオン
それから数年、結局初めて旅行したのはイギリス
心から「今日もあのレストランへ行こう」と初めて思ったのはアメリカンレストランUK(ただし、ユニバーシティ・オブ・カリフォルニアの略)
それが今では『蓮根饅頭研究会』の会長を拝命する始末

そんなワタクシであるが、やはり雀でなくとも踊りは百まで忘れられないもの
今やクラシックとなった愛用のiPodをFMに飛ばし、コンポから乾いた心地良いロックを流す
BON JOVIの『THESE DAYS』である

あぁ堪らないね
静かな鍵盤の立ち上がりからクリーン系のギターアルペジオ
完璧なイントロからAメロへ
あれよあれよと云う間にサビヘ飛び込んでいく

思わず情感たっぷりに唄い上げてしまう
夜10時の岩出駅前にジョン・ボン・ジョヴィが降臨した瞬間であったが
どうしたことか笑っていた娘が泣き出した
ちょっと唄い上げるには接近し過ぎていたか
決して音が外れていた訳ではない

覗き込むとちょっと変な顔をして笑い出す



シェリルクロウみたいになってくれても良いけどね
もちろんベッキー・テイラーでも
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 00:20Comments(0)雑記

2010年06月18日

『B級劇場番外編-第二十六幕-』

皆様ごきげんよう。
あれよあれよというままに、ほんの5年ほどご無沙汰してしまっていましたね。
そんな折、待ってか待たずか、いよいよ今日から雨が続くようです。
それもすごい雨みたいです。
雨にも恋にも溺れないように、昨夜のドラマ『同窓会』をよくよくご参照下さいませ。

さて、今幕は「サラリーマン甲太郎奮闘記」というようなタッチで認めてみようと思います。


サラリーマン甲太郎とは、要するに愛すべきキャラクターでございます。
足元のことにはよく気が利いてあれこれ思いやってくれるのですが、大きな流れのことにはまったく目が届かずたちまち放送事故を各地で引き起こしてしまうものの、ご本人はそれに気付かず元気良く丼を2杯平らげるようなキャラクターでございます。

先日も、能力及ばず会社で唯一人キャンペーン時の売上実績が上がらず、しかし締切まで何ら努力もしないどころか「ボクには無理ですぅ」と見事に割り切っていたものの、いざ社長報告への段階になると同僚たちに実績を分けてほしいと泣き頼みし、それでいてキャンペーンが終わると同僚たちが事後処理に奔走する中、いち早く休みを取ってしまいました。

そんな胆力溢れる甲太郎の、昨年下半期で最大と云われる功績は、『エピソード3-ギフト編-』に尽きます。

とある夜、営業マン乙ノ介が甲太郎に電話しました。
つまり、甲太郎が本社より帰社する際に、本社にある書類を持って乙ノ介のいる営業所まで届けて欲しい、ということでした。
営業所は、本社と甲太郎の自宅との直線上にあります。
本社と営業所とは車で40分くらい、営業所と甲太郎宅とは車で10分くらいでしょうか



乙ノ介が甲太郎に電話してから約1時間半、ようやく甲太郎から「今から帰ります~」っと電話がありました。
それから約半時間、「今田中町の交差点です~」っと電話がありました。
乙ノ介は、田中町まで行くのに時間が掛かり過ぎなのでは…、と不安が増してきたようでしたが、待つしかない身、その書類が来ないと乙ノ介もお客様宅へお伺いできなかったのです。
それから再び待つこと半時間、甲太郎からは何の連絡もありません。
田中町の交差点から営業所まで、交通量の少ない夜なら15分程度でしょうか。
事故にでも巻き込まれたのかと心配になった乙ノ介は甲太郎に電話しました。
すると、甲太郎は、電話に出るなり、「あっ…行き過ぎましたっっ」と言うのです。
乙ノ介が『今どこ??』と聞くと、「家です…」と甲太郎。
それは行き過ぎたのではなくて営業所に寄るのを忘れただけでは…と思いつつ、『すぐに持って来られる??お客様を待たせているので』と乙ノ介が言うと、『あっ、はいっ、着替えたらすぐに出ますっ』と甲太郎。
乙ノ介『着替えたらとは??』
甲太郎「今パジャマなので…」

大切な書類をすっかり届け忘れてしっかりと寛ぐ気マンマンだった甲太郎を哀れに思い、乙ノ介は『そのままもうお休み』と伝えたのだとか。
そして甲太郎は嬉しそうに「ありがとうございますっ」と応えたそうです。


こんな世知辛い世の中、これくらいでないと生き抜けないのかも知れませんね。
皆様も、ストレスにはゆめゆめお気を付け下さい。

平成二十二年六月吉日
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 12:06Comments(2)B級劇場番外編

2010年06月15日

世は移る。

貴方の周りに「巨人」と呼べる人はいるか
読売のプロ野球チームではないぞ
そんな人に対峙できる経験は心底素晴らしいと思うぞ


この数ヶ月、心のどこかに鋭く引っ掛かっていた棘が取れた
まだまだ越えなければならない小山はあるけれども
随分すっきりした心持ちで、ワタクシの書斎に掛かっているゴルフ場の画を眺める

目の前に大きな大きなバンカーがあって、向こうにはクラブハウスがあって
このバンカーを越えてカップインしないと涼しいクラブハウスでビールを飲むことも熱いお風呂に入ることもできない
さて、クラブハウスに辿り着くまでにどんな物語が生まれるのか
どんな物語を生んでいくのか

そんなお話を受けてこの画をいただいた
今、すごくよく分かる


難がある道を行く人は有難い人
難がない道を行く人は無難な人
貴方はどちらを行きたいですか??

そんな話をされる巨人もいらっしゃるとか


朝、我が娘は5ヶ所も蚊に刺されていた
まったく無抵抗な弱者を集中的に攻めるとは何たる卑怯者か
巨人を目指し給え
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 22:11Comments(0)雑記

2010年06月13日

情趣。

蛍鑑賞

今年はまだちょっと涼しいのか、少ない目だとか
まだまだ序盤で来週くらいはちょうど良いかも、とも

細野渓流キャンプ場にて





そして
『昭和天皇論』



我が国には国教がない
しかし、たくさんの宗教はある
核家族化は進んでいる
モラルは下がってきている
当然である

統一基準がなく、各々の勝手気ままな基準が横行してきているからである

事ここに至っては、日本民族の精神は神道に、その象徴としての天皇及び天皇家に求めるのが21世紀の筋ではないかと思う
そんな個人的な想いを見透かされたかのように平積みされていた1冊を衝動買いした

まだ触りを読んだだけであるが、早くもぞくぞくする
その奇跡なる軌跡を、『巨人』ぶりを、これからじっくりと味わうとしよう
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:03Comments(0)アート・レビュー

2010年06月10日

6月9日

『ロックの日』

慣れとは大したもので、数年前から言い続けてきたところ、とうとうヒロTまでがこの日をそう呼ぶようになってきた
当然、ワタクシはロック★スターの『ロック』を意味しているのだが、記念日的には『カギを掛ける』の『ロック』だそうだ
セキュリティにはお気を付けあれ、ということか

そんなこの日、とてもステキな出逢いがあった
『一日一善』美しい言葉だ
『一期一会』尊い言葉だ


つまり、一心不乱に汗を流しているワタクシに通り掛かったある御仁が、

この不況の世の中、一生懸命な姿に心を打たれた、頑張ってよっ

とドリンクの差し入れをして下さったのだ


日本人もまだまだ捨てたものではない
帰りに見た濱宮の海はすごく綺麗だったね

  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 09:01Comments(2)雑記

2010年06月08日

追想記-其の弐- 告解

懺悔する

自他共に認める、岩出及び和歌山のプロモーション★プレーヤーとして


先日、粉河寺にて『キャンドルナイト』イヴェントが開催された

世のアベックが集まり、世のちびっこ連れ家族が集まり、世の淋しがり屋が集まる幻想的なイヴェントである

夕陽に変わる直前の太陽を左肩に感じながら、いそいそと粉河寺へ掛け足にて向かっていた
頭の中はもうロマンティックなイメージでいっぱいだ



本堂では様々な催し物があり、今を時めくベリーダンスも披露されている



エジプトで観たセクスィーなあのダンスが、7年を経て今この和歌山でも広まっているという事態に興奮を禁じ得ない
まさに世は移るものだ

そんなことを想っていると、突然、橋の上で信号待ちしていた車の窓ガラスがウィーンと開き、因みに、ウィンナーコーヒーと云うのはオーストリアはウィーンの人たちが好んで呑んだ珈琲とのことで岩出人が好む珈琲の形が確立されればそれは当然イワディアン★コーヒーとなってWikipediaにもワタクシが掲載する訳であるが、そこはそれ
車の中には年配のアベック
車は政令指定都市となった堺のナンバー

ワタクシに呼び掛けてこう仰る
「お兄ちゃんっ、ここから一番近いインターって和歌山インターかなっ??」
ワタクシは間髪入れず答えて曰く、
『そうですよっ』
「やっぱりそうかっ。ありがとー」

2秒後
我らが泉南ICあり、粉河からであれば犬鳴峠を越えて上之郷もあり、何と言っても本年WDに供用開始された和歌山北ICもある
云わば、考えられる最も遠い高速入口を誘導尋問だったとは云え、それに乗って迂闊にも肯定してしまったことに気付き、訂正しようと風速5メートルの勢いで振り返ったものの、そこには1台の車もなく、ただただ青に変わった信号がワタクシを笑っていただけであった

あー、ドンマイドンマイ
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 09:32Comments(0)雑記

2010年06月06日

追想記-其の壱-

いつの間にやら無事しばらくのごぶさたを果たしてしまったようで、片手で数えられるくらいには生死確認の問い合わせもいただいた

ワタクシは健在である

そんなことで、特段の数奇な一週を送った訳ではもないのだが、一介のイワディアンとして一つの活動を刻みこんでやらねばならないとの想いでそこはかとなく記してみる


まず、結構な騒がしい週明けを迎えた先の週であったが、その夜には、久々に陶芸のお師匠宅を訪れた
この御方、陶芸家の命である腕に少々お怪我を召されていたのが、見事不死鳥の如く復活され、しかしやはりまだ全快ではないので稽古だけつけてやろうとのことでご召喚いただいた
今回は、抹茶茶碗に挑戦である



お師匠に手解きを受けながら、アベックで作製
当然、手捻り一本である

その二日後、そろそろ固まってきたでろう吉日に再往訪
削りに削る
少しずつカンも戻ってくるのだが、元々大したスキルを身に付けるまでには至っていなかったことも思い出す



後は、素焼きに釉薬塗りと運ぶのである
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 05:28Comments(2)雑記