2010年02月26日

戯れ。

駐輪場にて

嵐のような雨で、電車で再会したらしい男女が雨宿りをしていた
男子がよく喋り、女子はよく笑う
なかなか良い雰囲気だ

そして、いよいよ男子が切り出した
「なぁなぁ、そろそろメアド教えてくれない??」
草食系男子が跋扈する昨今、なかなか大したものではないか
しかししかし、女子が切り返す
『え~、久しぶりに会ったばっかりだし、高校の時はあんまり喋ってなかったし。まだちょっと早いんじゃな~い』
まずは引き下がる男子
「あ~、そっか」

時は過ぎ、それでも雨は止まず
変わりなく、男子がよく喋り、女子がよく笑う
恋愛談議なども交え、先ほどのせめぎ合いの影響を感じさせないくらい、一層良い雰囲気を醸し出している
男子はなかなか頑張っているではないか

そしてそして、またもや男子がアタックする
「やっぱさ~メアド教えてよ~」
男子はそれなりに手応えを掴んだのだろう
しかし、女子は頑なに切り返す
『え~、まだ早いよ~』

思うに
女子は確実に相手方からの好意を感じているはず
そして自分もそれなりに好意を持っているはず
それなのに、ただただ値打ちを付けているのではないか
まったくけしからん話だ
男子の頑張りに敬意を表してさっさとメアドを教え給え
どうせ教えたいと思っているくせに

そんな物を想う春一番の夜であった
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:46Comments(0)雑記

2010年02月25日

社長 島耕作-第5巻-



ボクの心のバイブル最新巻

いつもながら、たくさんの深い仕掛けに深い取材と、恐れ入る
『ゴルゴ13』も深いと思うけれど

さて、帯書きには『溢れ出る上海のエネルギー』とある
島耕作が社長になり、舞台はまたまた中国へ

それもボクの大好きな上海である
2005年に訪れた時には、大変感銘を受けた
本作にも登場するが、莫千山路-モーガンシャンルー-50号では、先鋭なアート群にも度肝を抜かれ、空恐ろしさを感じた



あの日あの時あの場所で出逢った若き芸術家たちは今どうしているのだろうか



今年は万博の年
何とか5年ぶりの上海を訪れたい


社長島耕作は云う
「日本経済を建て直すのは決して政治家ではない
 我々企業側の知恵と努力だ」と

かっちょ良い

加えて云う
「永田町の人間はその辺を少し勘違いしている」と

あーかっちょ良い

まさに溢れ出る島耕作の魅力である
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:52Comments(0)アート・レビュー

2010年02月25日

MRI



「検査開始、検査中のお願い」に、「検査中に大きな音が鳴りますが、撮影している音ですので静かに寝ていて下さい」とあり、「テレビカメラによる監視やインターホンによる会話も行えますのでご安心下さい」ともある
医師は、「閉所恐怖症はないですかー??」と言っていたような

生まれてこの方、大層な検査を受けたことがないのでまったく想像も付かないが、現代医療科学技術の飛躍的な発展により、とてつもなく前衛的な検査法が日常行われるようになっているのだろうか
一体、検査と称してどうされてしまうのかと思う

さて、これは磁場を用いて身体の構造を調べるらしい
「上は肌着一枚、下はズボンを脱いで下さーい」
無論、靴下も脱ぐ
ワンピースを着せられて素股を露出しながら男児が靴下を穿いているのはどうにも潔くなかろう
何にしても、この恰好と云い、検査中についつい破廉恥な症状が発生したら末代までの恥をさらすことになってしまわないかと心配になる

そんな折、近くから野太い男性の声で、「靴下は穿いていても良いのかなー??」と聞こえた
『構いませんよー』と検査技師
本来ならば、『ただヴィジュアル的にはどうかと思いますよー』と付け加えるのが親切と云うものだろう

兎も角、何でも経験である
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 19:14Comments(0)雑記

2010年02月24日

海老。

何を隠そう、いや、何も隠すことはない
ワタクシの大好きなものの筆頭である

それも、フライ
堪らないね

煮たりして、殻を剥がす際に手が汚れてしまうようなのはちょっと辛いが

今までもだいぶ食してきた
そろそろ海老に恨まれるかな、っていうくらい
これからもきっと食すだろう

そんなワタクシの琴線を大いに揺るがす海老フライ屋さんがある
ちょっとしたパソコンのキーボード大のような海老フライが出てくる
初めて見ると、一昔前の黒電話の受話器より大きいのでは、と思える

久々に訪れた本日は、同じプレートにハンバーグが乗ったメニューをオーダーした
その名も、『エビハンバーグセット』
ちょっとこの歳で「エビハンバーグ」ってのは、お子ちゃまっぽくてオーダーする声もたじたじになりがちだが、そこはそれ
ピーターパン的なキャラで売ってきたワタクシであるから、瑞々しい声でオーダーする
幸い、どこからも笑い声は聞こえなかった
毅然とした態度でオーダーするのがポイントだ

さて、『エビハンバーグセット』



どうだ
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:50Comments(2)雑記

2010年02月23日

ロマンティック・マリン・ブルー。

ワタクシの大好きな漁師街の一つ、塩津の街並み



丘陵にずらりと並んだ家々の間には、ちょうど人が趣深く歩ける小路がある
コツコツと靴音を鳴らしながら、塩津の小路を歩いていると、潮風がふっと頬を撫でる
上からの眺めは絶景だ
道端には、無人販売でデコポンが売られていたりする

ふと思う
もし屋根の色が、例えばオレンジ色なんかに統一されていたら…



クロアチアは世界遺産都市・フヴァル島そっくりではないか

街造りと云うのは本当に大胆にして繊細なものだ
大統領制であれ、宗教であれ、圧倒的な君主権を持つ統治機構の下では、やはり統一精度の高い治世が行われがちだ
良くも悪くも

それはそうと
気候の類似性にヒントを得た、瀬戸内海は小豆島のオリーブという特産品文化は素晴らしい産業をもたらしている
塩津も景観の類似性から、和歌山のフヴァル島として、特産のしらすを軸に一大観光産業スポットになるかも知れないね

そんな空想に夢中で、今日もしらすを買うのを忘れてしまったワタクシであった
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:59Comments(0)雑記

2010年02月22日

一目惚れ。

昨夜のこと
マイケル・モンローのニューバンド、遂に全貌が明らかに!!』のニュースで、甘酸っぱい薫りが脳幹を刺激した
You Tubeで色んなマイケル動画を返す返す観る
やっぱりHANOI ROCKSは珠玉のスーパー・ロック★バンドだ

そんな折、アンディ・マッコイのギターに目が留まる
アンディのギター姿ってかっちょ良いな
ボクもいよいよレスポールを弾いてみようかな

そんなことで
レスポールを探してみた
ボク史上初のレスポール
それに相応しいヴィジュアルのレスポールをネットで見付けた



素晴らしい
ボクにぴったりのシルヴァーだ
どこかで試奏できないかな


探し疲れたので一服



ボクの愛してやまないRonnefeldtのルイボスバニラ
いつまでも続く上品で甘い香りに、一体今まで幾人もの貴婦人や貴女子がノックアウトされてきたことだろう
堪らなく好きだ

ボクのキャッフェーがオープンした暁には、この紅茶をメインに展開しよう


  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:47Comments(0)雑記

2010年02月21日

工房

陶芸のお師匠宅を往訪する
我がお師匠は、趣味が昂じてご自宅の離れに窯まで設置された豪の御方である

手解きを受けて作成したワタクシのデビュー作



釉薬はお師匠が塗って下さった


そんなワタクシに、お師匠が贈って下さった茶碗



流麗な曲線に、上部の白色と下部のレモン色との対比が素晴らしく美しい
お師匠お得意のパターンである


本日は、お師匠、パソコンが苦手とのこと
メール設定とは何のことやら、、、という状況ながら、ワタクシに「俺のHPを作ってくれ」とご依頼下さる豪の御方
できることならさせていただきますぞ

今年のワタクシは、お茶席にお呼ばれした際に、持ち込むマイ茶碗を作成しようと心に決めている
観る者をうっとりとさせる穏やかで斬新な茶碗を生み出したいものである
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:59Comments(0)雑記

2010年02月20日

『田舎の学問より京の昼寝』

情報が多様化し、また氾濫し、あるいは、情報を取得する方法が氾濫している現代において
経験に基づく重さのない、浅薄な知識優位者ばかり増加してくることを心より憂う
LIVEと云うのは本当に素晴らしい
『生』の温度をどれだけ自分で感じてきたのか
特に男子たるもの、壮年期よりそれがオーラとなって出てくるのではなかろうか

本物に会いたい
つまりそういうことである

7年連続で首位打者を獲得し、いよいよ海を渡った本物のベースボール★スター、イチロー
国内にとてつもないバンドブームを巻き起こし、最強のカリスマ・ヴォーカリストとなって、いよいよ海を渡った本物のロック★スター、氷室京介
地盤も鞄も看板も持たずに日本国を統一し、いよいよ海を渡った本物の戦国武将、木下藤吉郎秀吉

云わば、その列に肩を並べる本物が、海を渡る前の最後の舞台として、京都に来るという話を聞き、体に電流が走るのを感じた
居ても立ってもいられないとはまさにこのことだ

青雲の思いを秘めた志士の如く、一路京都へ
結構な早起きが功を奏し、無事会場内へ入る
午前からお昼へ、お昼から午後へ
逸る気持ちを抑え、待ちに待ったその時がやって来た
いつの間にやら轟々と人が増え、ステージの周りには幾重にも人の層が出来ている

そして、出てきた




この圧倒的な存在感
そして、何より、とてつもなく美しい
鍛えに鍛え上げられたその肢体は、究極のアートである
こんなにも人々の目を奪い、心を奪い、そして期待を背負うスター
まさに本物である


そして、ステージ



観る者の期待を深く深く煽る
煽りに煽った期待が、いよいよ不安へと切り替わりそうになる絶妙のタイミングで、芸が舞った




「そこからまだ伸びますかっっ」


あとには、ただただ感動が残るばかり

弾け切ってしまっている童子がいた
涙を流している貴夫人もいた
天高く咆哮を発する老人もいた

何と素晴らしい歴史を目撃したことか
この場にいることを選択した自分を誇りに思う傍ら、こんなに深く魂を震わせてくれたあのスターに心から御礼を申し上げたい
海を渡られてからも、どうぞご活躍いただきたい
そして、ワタクシたちに感動を届けていただきたい

そのエネルギーが、社会を活性化させると祈念する
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 22:05Comments(0)アート・レビュー

2010年02月19日

『金は天下の回り物-エジプト旅行記より-』

エジプトはルクソール神殿を訪れた時のこと


ふらふら~っと神殿を抜け、裏庭を散歩していると、2人組のツーリストポリスが話し掛けてきた
エジプトでは、ルクソール事件以来、このような拳銃はもちろん自動小銃を携帯したツーリストポリスが、観光地の角々に立っている
観光産業が主要な外貨獲得術であり、治安への不安から観光客が激減することは、直ちにエジプトの国内経済を揺るがす事態となるので、ワタクシが旅行した2003年当時は、日本における自動販売機の設置密度など比べようもないくらいの密度でツーリストポリスが街中で見られた

さて
そのツーリストポリスの一人が言うには、ここから先は一人では危ないから俺が案内してやろう、とのことである
これは、体良くガイドを申し出るチップ目当てのバイトであって、エジプトの観光地各所で同様のことがあった
ワタクシは、相手にもせずただ自分の行きたい方向へ歩いて行くが、ツーリストポリスは話し掛けながら付いてくる
「日本からか??」「学生か??」「そのジャケットかっちょ良いな~」云々

まったく意に介さなかったワタクシであるが、「俺しか知らない写真スポットを教えてやるよ」には反応した
「絶対誰にも言うなよ~」とすぼめた口に人差し指を当てて内緒ポーズを取るえせガイド
この時点で、駆け引き開始となったわけである

その写真スポットは確かに素晴らしかった
奇妙なあぜ道を通って小高い丘に登って振り返ると、あの巨大なルクソール神殿が一望できた


丘を下りてきて、ここから交渉である
えせガイドは当然チップをよこせ、と云う
ワタクシは小銭を持っていない、と云う
そんなことないだろう、ちょっとくらいおくれよ、とえせガイド
幾度かのせめぎ合い後、ポケットからボールペンを出すワタクシ
CROSS社のボールペンに似た旅行前に100均でチップ代わり用にと購入しておいた旅行中に使い込んだボールペンである
エジプト人が日本製のものなら何でも欲しがるのは旅行中に学んだ
大喜びして『日本製か??』と聞くえせガイド
「日本で買ったものだ」と応えるワタクシ
『もう一本おくれ』とペアのツーリストガイド分を求めるえせガイド
「もうないからアイツには黙っていなさい」と応えるワタクシ
満足そうな笑みを浮かべるえせガイド
かくして交渉は成功裏に終了した


そしてエジプト出国時
出国審査官を前にして慄いた

何と何と、な、な、何と

審査官が持っていたペンは、まさしくワタクシがルクソール神殿でしばしのせめぎ合いの後にえせガイドにあげた日本の100均で購入した恐らく中国製であろうCROSS社の物に似たヴィジュアルのあのボールペンではないか

あのえせガイドが、自分の出世の一助にと、上納したのか
はたまた、そのペンを見付けた審査官がカツアゲしたのか

兎も角、空恐ろしい心持ちで出国ゲートをくぐり、帰国の途に就いた
ちょうど、アメリカがイラクを空爆して1週間のことであった
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 11:12Comments(0)雑記

2010年02月17日

『金は天下の回り物-序章-』

昨日の『-其の壱-』につき、ブログ再開1週間を記念してか、大きな反響をいただいた
様々なご意見・ご指導を賜る中、一定の方向が見えてきた
かの一件で得たものは、当該キーワード『あぶく銭』ではなく、『駐車場利用ありがとうキャッシュバック★キャンペーン』の産物だったようだ
我が輩の話を聞いて、本日夕方までに、何人かがその駐車場へ意味もなく利用に走ったと思われる


ところで
話は前後するが
2004年末、『11代目市川海老蔵襲名披露顔見世興行』を観劇に京都は南座を訪れたことがあった

当時は、我が世の春を謳歌していたフリーター全盛期
まさに「イケイケどんどん」行脚であった


幕間の休憩時に、休憩所の自動販売機で珈琲を購入した
200円投入し、釣銭受けにはお釣りが300円と数十円
その時も、投入した以上の釣銭が返ってきて、京都の余りの好景気に驚愕したものだが、すぐに、前購入者が釣銭を取り忘れたのではないかと脳に刺激が走り、休憩所内のダラダラした休憩者たちに「お釣り取り忘れた方いらっしゃいませんかー??」と二度尋ねた
しかし、休憩者たちは、ただただ沈黙し、あるいは羨望のまなざしで我が輩を見つめ、あるいは嫉妬のまなざしを我が輩にくべるだけであった
なので、我が輩はその釣銭を穿いていたオレンジのパンツの右ポケットに放り込み、また席へと戻った

その帰り道であった
例のレストランへ向かう途中、川端通りに選挙運動時のような黄緑色の蛍光ジャンパーを着た集団が募金箱を首からぶら下げて、冬の京都に轟かんばかりの声を張り上げて募金を訴えていた
並々ならぬ熱意に打たれ、また元来人助けが大好きな、と云うよりも、人助けをする自分が大好きな我が輩であるから、右ポケットに放り込んであった小銭のありったけを掴み取って、小憎そうな募金マンをかき分けかき分け最も誠実そうな募金マンの募金箱に「じゃらじゃらじゃら~」と注ぎ込んだ
最も誠実そうな、しかしどうにも女性の扱いに不慣れそうな募金マンは、はっと慄きながら最敬礼して我が輩に御礼を申し述べてくれた
他人のお金で善意を施すのも、なかなか悪くないものだ

かくして数日後
珍しく夕方のニュースをTVで観ていると、『募金詐欺集団摘発っっ』と、過激なテロップとともに、黄緑色の蛍光ジャンパー集団が映っているではないか
「大阪や京都で、偽の募金活動を展開していたとのことです…」
とはキャスターの弁


あのー


そんなことで
どうせ私利私欲を満たすべく本件募金詐欺金が使われたのだろうが、それが農商工業界活発化の為に使われたのであって欲しいと祈念し、この『金は天下の回り物』コラムシリーズが生まれたのである
折に触れ、続編を綴っていこう
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 22:27Comments(0)雑記

2010年02月16日

『金は天下の回り物-其の壱-』

あぶく銭は持たんっ」

先輩の実体験に基づき、そんな恰好良い話をしていた
気風が良くて潔いではないか
皆がそうしてこそ景気も上向くと云うものだ


解散して、駐車場へ



立体式をぐるぐる回って程よくクラっときたところで出口へ辿り着く
自動精算機にカードを入れると、料金表示は400円
割引券を入れると、料金表示が更新されて150円
生憎、10円玉も50円玉も切らしていたので、100円玉を2枚投入する
釣銭口へ落ちる小銭の音が心地良く駐車場内に響く
10円玉が5枚転がりこんできたことだろう

「どれっ」とばかりに『黄金』と通称された右手を伸ばし、釣銭口から小銭を取り出す
初めての海外旅行であったロンドンはスローンストリートのヴィトン★ショップで買った上蓋裏に『TETSUYA』と当時の日本には届いていなかったヴィトンのホットプリント技法で刻印されている黄色いエピの小銭入れに、お釣りを入れようと右掌を開いた
そこには、100円玉が5枚、燻し銀的な鈍い輝きを放って鎮座していた


どなたか、教えてくれ給え
これは『あぶく銭』なのか
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:35Comments(0)雑記

2010年02月15日

牡蠣。

広島産と云うけれど、岡山産もかなりのものらしい
兄から送ってもらったと大喜びして食した両親の弁





ちなみにクロアチアは世界遺産都市・ドゥブロヴニクで海を望みながら食した生牡蠣は本当に美味しかった







こんな景色に








こんなテラスで





そりゃ最高


ちなみに
ワタクシが初めて美味しい生牡蠣を食べたのは、意外や意外
京都のレストラン

このレストランと出会ったことで、生牡蠣が食べられるようになり、そして、ワタクシのキャッフェー・レストランをオープンさせる夢が芽生えたと云われている

毎年、信長さんのお墓参りをし、こちらのレストランでランチなりディナーなりをするのだが、昨年はその年課を果たせなかった
命日も近付いてきているし、久々に京都へ行こうかな
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 21:18Comments(2)雑記

2010年02月14日

St.Valentine's Day


世界各地における男女の愛の誓いの日

今年は日曜日ということで、各地のデートスポットなんかは寒いのもお構いなくいっぱいだったことだろう
観覧車なんかもきっと数珠繋ぎで、ゴンドラの中で愛を囁きながら『壊れかけのレディオ』ならぬ崩れかけたチョコレートを渡して「貴方の愛で貴方型に変えて★」なんて科白で勝負をかけたり、はたまたデートビギナーによる『ゴンドラ事件』が発生したりと、それはそれはドラマが生まれたことだろう

ワタクシお奨めのギフト★ショップ『丸濱』さんも、大人のヴァレンタイン用に~ってな商品を発表していたっけな

そんなワタクシ、朝からも昼からもオフィシャルな予定が詰まり、甘い甘いおやつ時からは御前会議
微妙な汗をかいた後には俄かに予定がぽっこり空いてしまい、史上最もドラマもロマンもないヴァレンタインデーとなった
新聞の占いには、『本日出逢う人とは一生の付き合いになるでしょう』だって

偶然の再会と云えば、棚から出てきたこれ

ヴァレンタインだけに


コイツと一生の付き合いになるって、ただのアル中宣言なのではないか
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 20:48Comments(0)雑記

2010年02月13日

キン肉マン-第37巻-


書店に平積みされていたその姿を見て、体に電撃が走った

幼少より愛読したワタクシの人生のバイブル
コミックスは全36巻をコレクションの上、くまなく熟読し、その名シーンには何度も何度も涙し、その当時ですでにワタクシの人生における感涙の1/3が流されたと云わしめた名作中の名作
TVにも映画にもなり、フィギュアは昇竜の如くプレミアが付き、当然各おもちゃ屋さんにも買い注文が殺到してパンクし、兎に角、社会現象となったスーパーアニメ

『キン肉マン』

その22年ぶりとなる最新巻が、そこに並んでいたのである

ぷるぷる震える得意の左手をそっと差し出し、3冊ほどまとめ買いしたい衝動をギリギリの処で抑え、何とか手に取った第37巻
帯には、『いまふたたびリングに稲妻が走る―』と書かれてあるが、稲妻が走るのは我々キン肉マンチルドレンの小脳に、であろう

いそいそと帰宅し、ドキドキしながらページを捲る
当時と変わらない
美しい美しい友情が書かれている
あぁ、素晴らしい
懐かしい涙が込み上げる
何となく小学生時代の兄との喧嘩を思い出す
あの頃、転校していった友人は今も元気に暮らしているだろうか

本出版に関し、尽力された方々には深甚なる御礼を申し上げたい

これは、帯書き通り、本当に『大事件』である
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 22:43Comments(0)アート・レビュー

2010年02月12日

ネクタイ。

いくつかの結び方がある
プレーンノットに始まり、かの洒落者で有名なウィンザー公が開発したとされるウィンザーノットまで
ちなみにワタクシは、平常はダブルノットである

今朝、久々に電車通勤しようと心に決めたものの、ほのかな二度寝の甘い誘惑に身を委ねてしまい、結果、とてつもなくスリル溢れる目覚めとなった
アドレナリン漲る着替えを経て、手荷物を確認し、2番目にお気に入りのシューズに右足を入れ、飛騨高山で購入した伝統工芸靴べらを右足踵裏に忍ばせた時、本朝二度目のスリルを味わった

ネクタイ締めるのを忘れてる…

ベン・ジョンソンばりのロケット★スタートで家の中へと飛び込み、3番目にお気に入りのネクタイを得意の左手で掴んで玄関へと舞い戻り、そのネクタイをバッグに詰めながら再び右足から靴を履いて外へ出た
寒風ながら小春の陽射しを受け、颯爽と駅まで歩く
どうやら時間には十分間に合いそうだ

数十年に亘って愛し続けてきた我が最寄り駅のホームに立ち、電車が入ってくるまでの間にと、バッグからネクタイを取り出した
襟を立ててネクタイを巻く
いつものダブルノットに包んでいく
向かいのホームにはすでに電車が止まり、窓ガラス越しに女子高生がこちらを覗き込んでいる
朝からまたいたいけな天使のハートを盗んでしまったのかと、自分を戒めながらも彼女の健やかな将来を祈念する
最後にきゅっとネクタイを締める

が、

いつものように歯切れよくネクタイが締まらない
喉元を無理やり覗いてみると、なんとなんと、な、な、なんと、すでに6番目にお気に入りのネクタイがダブルノットに仕上がっているではないか
そうか、物思いに耽りながら、あのアドレナリン全開の中ですでに本日のネクタイをセットしていたのか

慌てて、しかし、努めて落ち着きを装い、何事もなかったかのように3番目にお気に入りのネクタイを外し、丸めてバッグに収め、襟を正して正視した
先ほどの女子高生が笑いをかみ殺してうつむいた

ちょっとイレギュラーなハートの盗み方だったか
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 20:22Comments(2)雑記

2010年02月11日

ウロコ。

衝撃を受けた
昨今では笑撃と言うのか
とてつもない社会性とエンターテイナー性との高さを感じた

あやまんJAPAN
『LOVE&JOY』

ハレンチ具合をどう判定するかで評価が変わるのかも知れないが
何と言っても素人集団でありながら、夜な夜な『試合』と称する飲み会に参加してはガンガン盛り上げるという地球防衛軍的な活動主旨がとても奉仕的でステキだと思う

一方で、どんどん男子の草食系化が進むのではと心より危惧する
願わくば、果敢に肉食系化して、これぞ保守本流の肉食パワーというものを見せつけてくれる素人男子集団よ生まれてきておくれ
そうすれば、一挙に我が国の経済も上昇してくることだろう

ちょうど14年ほど前、某大学の受験のときであった
アドベンチャー★サークルと名乗る一団が、真冬の路上に炬燵を出し、上半身裸で麻雀に興じていた
また、帰りの際には、そのアドベンチャー★サークルと名乗る団体が、上半身裸で嬌声を上げながらソフトバレーボールに興じていた
我々青き受験生は驚愕を受けるとともに、五臓六腑から込み上げる羨望の思いを抑えるのに必死だったものだ

さぁ、甦れ、つよき男子時代よ
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 23:58Comments(0)雑記

2010年02月10日

如月日記。

夜、駅のホームにて

「まもなく電車が参ります~
この電車は回送となります。
そのまま車庫へと入りますのでご乗車にならないようご注意願います~」

繰り返されるアナウンスとともに、本当に電車がホームへ入ってきた
電車が止まり、ぱらぱらと降りる乗客
その後、2人掛けのシートが向かい合わせになってセットされている車両内を確認して回る駅スタッフ
忘れ物なんかも結構あることだろう

しばらく後、電車のドアが閉まり、車庫へと電車は走り出した
まったく今日も一日お疲れさんである

速度を上げて走っていく電車を眺めていると、驚愕の1シーンが目に飛び込んできた

なんとなんと、な、な、なんと、完全に酔い潰れてだらしなく座席にしな垂れかかっているサラリーマンが電車に乗ったままではないか

『ドナドナ』に出てくる牛の如く、ただただ運ばれていくサラリーマン
拍車を掛けて気の毒なことで、期せぬ場所へ運ばれていることに気付かないサラリーマン
目が覚めたらさぞかしびっくりすることであろう
しかし、すでに電車が走り出している段階では、最早ワタクシには何もできない
何と無力なことか

電車は車庫までノンストップ
そこからご自宅までは、駅スタッフに頼めば、タクシーを呼ぶだけのことはしてくれるとのこと
ご自宅までのタクシー代はもちろん自己負担
きっと一夜の飲み代くらいはかかることだろう
駅から乗り継ぐつもりであったとすれば、タクシー代は月のお小遣いくらいに跳ねあがるかも知れない

あとは、車庫の前に自宅があって、確信犯的にスタッフの目を盗んで回送電車に乗り続けたのだったと祈るばかりである


本『Jet Star』ブログ再開に当たり、悲喜交々の思いを重ねた
  


Posted by 川畑哲哉 Kawabata Tetsuya at 12:00Comments(0)雑記